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【長期投資】生活防衛資金はいらない?確保すべき理由とその目安を解説!

【長期投資】生活防衛資金はいらない?確保すべき理由とその目安を解説! 株式投資

投資に回すお金を増やしたいし、生活防衛資金はいらないかな?

とお思いの方や、

いざという時のために生活防衛資金を準備しておきたいけど、いくらくらい必要?

と思っている方に読んでいただきたい記事です。

長期投資においては、投資期間が長いほど複利効果も大きくなるので、

早いうちから多くの資金を投資に回してどんどん増やしていきたいものです。


一方、投資にはリスクがあるため、投資資金とは別に、

非常時のための「生活防衛資金」を確保しておくことが大事といった意見もよく聞きます。

ただ、生活防衛資金として必要される金額については投資家の中でも意見が分かれます。


そこで今回は、生活防衛資金の必要性と、目安となる金額についてご紹介します。


投資の必要性については以下の記事をご覧ください。

生活防衛資金とは

生活防衛資金とは、「予期せぬ事態に見舞われた時にも当面生活できるだけのお金」のことです。

貯金などのいつでも現金化できる資産で保有することが望ましいとされます。

海外でも同様の考え方はあるようで、英語では「Emergency Fund」と呼ぶようです。


予期せぬ事態として想定されるのは、

  • 失業
  • 病気やケガ
  • 家や車、家電製品などが急に壊れた
  • 自然災害

などで、収入が無くなる場面や、予定していなかった思わぬ出費などの経済的な緊急事態です。

こういった場面でも生活に困窮せずに、

当面は暮らしていくために生活防衛資金は必要とされています。

生活防衛資金はいらない?

対して、生活防衛資金はそもそも不要と言った意見の方も多くいて、理由としては、

「日本は失業手当や傷病手当、高額医療制度などが充実しているため不要、万が一の場合は投資資産をその都度、取り崩せばいい」

といった意見でした。

なるほど、確かに日本の公的保険制度は充実してますもんね。

ただ、この意見には個人的に2点ほどリスクを過小評価している部分があるかと思っています。


1つ目は無収入の時の精神状態です。

実際、私はカナダにワーホリに行く前後に無収入の時期が少しあり、体感しましたが、

定期的に入ってくるお金がない中で、あいにく暴落局面が重なり資産が目減りして行くと、

思っている以上に精神的な負担は大きいです。

「損失を確定させたくない」という気持ちで、取り崩すのを躊躇したり、

逆に「これ以上お金が減ったらまずい」という気持ちで、慌てて売却したり、

といった誤った判断を下してしまうリスクがあります。

個人的には非常時の心の拠り所として生活防衛資金を確保するのは大事だと考えています。


2つ目は自然災害です。

こちらについては水瀬ケンイチさんがブログでご指摘されていますが、

地震や津波などの自然災害で身分を証明するものも何もない状態に陥った時に、

株や投資信託を売却し、そのお金を銀行に送金して引き出すというのは容易ではないと思います。

この2点のリスクを考えると、生活防衛資金ゼロというのは心許ないです。

生活防衛資金はいくら必要?

じゃあ、一体どれくらい生活防衛資金として用意しておくべきなんだろう?

これも様々な意見がありますが、多くは、毎月の収入or支出をベースとして、

3ヶ月〜2年分用意する必要という意見があり、かなり幅があります。

ちなみに海外ではどうか、英語でも調べてみましたが、概ね3〜6ヶ月としていました。


収入をベースにすると、月収20万円の人と、月収100万の人で必要金額が全く異なってくるので、

支出をベースとして考えてみたいと思います。

生活防衛資金の目安金額

家族構成別の1ヶ月の平均支出と、そこから算出した生活防衛資金の目安をまとめると、

単身2人家族3人家族4人家族
1ヶ月の平均支出171,593円282,807円305,731円328,999円
3ヶ月分目安約52万円約85万円約92万円約99万円
6ヶ月分目安約103万円約170万円約184万円約198万円
1年分目安約206万円約340万円約368万円約396万円
出典:総務省統計局『家計調査 2021年(令和3年)』勤労者世帯平均

*非勤労者の方は持ち家&ローン支払い済みの方が多いので勤労者のみの平均をとっています。

我が家は2人家族ですが、仮に1年分用意しておくとしても340万円必要になります、、、

富裕層の方ならまだしも一般的な会社員が、

生活防衛資金が用意できるまで投資に資金を回せないとなるとこれもまた現実的ではありません。

私の考え(生活防衛資金3ヶ月+少しずつ取り崩せる資産に投資)

生活防衛資金ゼロでは心許ないが、1年分以上となると確保に時間がかかるな、、、

と思い調べていると、

経済評論家の山崎 元さんが、「生活防衛資金は3ヶ月で十分」と提唱されていました。

確かに3ヶ月分あれば、災害時でも当面は生活はできますし、

その後も投資資産から取り崩しができるようになってくれば、なんとか生活はできそう。


この考え方が一番しっくりきたので、私自身は生活防衛資金を最低100万円以上確保し、

残りは投資信託などの少しずつ取り崩せる資産をメインに投資することにしています。

もちろん個別株でもいいですが、

国内個別株だと部分売却とかできないので投資信託の方がいいかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

生活防衛資金をどの程度確保するかは、人それぞれ考え方が違うので色々あるかと思いますが、

様々なリスクを考えると、ある程度は備えておく方がいいと個人的には思っています。


皆さんもぜひ、リスクも踏まえた上でご自身にあった生活防衛資金を確保しおきましょう。

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