「会社をうまく利用する」という言い方をすると悪いイメージに捉えてしまうかも知れませんが、
仕事の手を抜きながら「最低限の仕事しかしない」、「責任を取らず他人に仕事を任せっきり」
といった「フリーライダー社員」をオススメしているわけではありません。
一見、フリーライダー社員こそ会社をうまく利用しているように思えますが、
会社業績が悪化した場合などに、真っ先にリストラ候補に上がるのはそういった社員です。
会社をうまく利用する方法
では、「会社をうまく利用する」具体的な方法とはどういったものでしょうか?
それは会社員として会社の資本(お金や看板など)をうまく利用させてもらい、
スキルアップや人脈作り、自分のやってみたいことを仕事として実現することです。
会社の「お金」を利用する
もちろん会社のお金を着服しろと言っているのではありません。笑
会社は事業行うために必要な様々な支出を経費として計上できます。
経費は会社としても税金の控除対象にできるので、会社にとってもメリットがあるため、
会社にとって必要な支出であると判断してもらえれば、会社側に負担してもらえるのです。
スキルアップのための費用
会社によって制度は様々ですが、社員教育の制度をうまく利用すれば
業務に関連する書籍費用や資格取得費用、または英会話レッスン費用などを
全額、または一部を会社が負担してくれます。
つまり、個人の人的資本を増やすための自己投資の負担を会社が負担してくれるのです。
出張費用や交際費用
例えば出張にいく場合でも、うまく合わせれば遠くに住む友人と久しぶりに会うことだったり、
訪れて見たい所に行くことも出来ます。
実際、同僚で沖縄に出張で行きたいために沖縄の会社に営業をかけ、
見事、新規取引先開拓に成功し、沖縄出張を果たしたツワモノもいます笑
接待にしても、接待で使用するお店をせっかくなので自分の行ってみたかったお店にすれば
仕事とはいえ、少しは楽しみになりますよね。
また、会社にもよりますが、経費を一旦個人で立替える必要があれば、
クレジットカードで支払ってポイントを貯めることや、新幹線のグリーン特典や、
飛行機のマイルだって貯めることがだってできます。
私も実際うまく活用し、ANAの上級会員「スーパーフライヤーズ会員」になることができました笑
単調な仕事もそこに何かしら自分へのご褒美があるとやる気が出て楽しくなってくるものです。
会社の「看板、つまり知名度」を利用する
将来、転職や独立することを考えている方なら、人脈を広げるために利用することもできます。
人脈を広げようと思ってもいきなり見ず知らずの人にコンタクトを取るのは非常に難しいですが、
会社の看板があればすでに取引のある会社はもちろんのこと、新しくコンタクトを取る場合でも
ハードルはぐんと下がります。
新しいことに挑戦すること
例えば、営業としてある程度経験を積んだのでマーケティングがしたい、経理がしたいなど、
異なる職種に挑戦したいとなった時に、未経験の職種に転職となると非常に難しいですが、
社内の配置転換であればまだ可能です。
また、新規事業の立ち上げなどは個人の事業であれば損失は全て自分が負担することになり、
非常にリスクが高いですが、社内で承認を受けてトライするぶんにはたとえ失敗しても、
損失を被ることはなく、いきなりクビになることもないでしょう。
もちろん社内評価には響きますが、、、笑
つまり会社員であれば会社の庇護のもと新しい挑戦をすることができるのです。
会社をうまく利用することでさらなるメリットも
結果として会社から評価される
これまで述べてきた会社をうまく利用することは個人にとってメリットがあることなので、
仕事に身が入り、結果として会社に貢献できるような成果をあげることができたりします。
また成果として現れなくても、スキルアップやチャレンジする姿勢を評価され、
結果として会社から評価されることにもつながります。
転職市場でも評価される
また、残念ながら会社内で評価してもらえなかったとしても、実際にスキルを身につけ、
実務経験を積み、人脈を広げて置くことができれば、転職活動を始めた時に活きてきます。
まとめ:せっかく働くのだったらうまく利用しよう
これまで述べてきたように、会社の業務に関連付け、うまく口実を作ることができれば、
会社をうまく利用し、個人にとってもメリットある状況が生み出せます。
ただし、最初にお伝えしたような「フリーライダー社員」のような働き方をしていると、
本心を見透かされ、うまく利用することができないでしょう。
皆様も、せっかくなので会社をうまく利用する方法を見つけ、会社にとっても、自分にとっても
メリットとなるようなWin-Winな関係を築き上げ、楽しく仕事をしていきませんか?
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