新たに高配当ETFのSPYD買ってみたいけど、今は買い時?
とお考えの方や、
これまでSPYDを定期買付してきたけど、最近株価が上がってきたし、今後どうしよう、、、
とお思いの方に読んでいただきたい記事です。
私自身は資産運用において年間配当金額の積み増しを目標に設定しているので、
これまで高配当ETFであるSPYDやVYMをメインに定期買付をしています。
2022年3月の分配金が発表になり、
SPYDは0.65271ドルで前年同期と比べて2.6%増となりました。
前回の2021年12月の分配金は0.1276ドルと大きく減少していたため、
少しドキドキしておりましたが、従来水準となったので安心しました。
また、最近はウクライナ危機の最中でも、株価は40ドルを超える水準を維持しています。
今回の記事では、最新の株価や分配金を元に改めてSPYDを考察し、
今後の購入方針について考えてみたいと思います。
SPYDの魅力と注意点については以下の記事をご覧ください。
SPYDの購入タイミングについては大きく見直しましたので最新版のコチラをご覧ください。
SPYDの株価と分配金推移
まずはSPYDの株価と利回りの推移をみていきます。
SPYDの株価と利回りの推移
*利回りは過去1年間の分配金を元に計算しております。
株価はオミクロン株感染拡大に伴い暴落した2021年11月末以降は40ドル以上をキープしています。
あれほど騒がれていたのにコロナの話はウクライナ危機以降はあまり聞かなくなりましたね。
現在の年間分配金は1.565761となり、利回りは、2022年3月18日現在3.66%です。
これまでの平均利回りは4.71%なので、足元の利回りはだいぶ低い水準と言えます。
現在、株価が高い水準を維持しているので、仕方ないですね。
SPYDのセクター別構成比率
これまであまりセクター別の構成比を気にしていなかったのですが、
直近の株価が高い水準が続いていることが気になり、調べてみました。
セクターごとの年初来の増減率をみてみると、
ちょっと見辛いですが、エネルギーのみが28.45%と上昇している以外全て下落しています。
特に、通信サービス(Meta, Alphabet)、情報技術(Apple, Microsoft)、
一般消費財(Amazon, Tesla)が-10%以上の下落をしております。
これに伴い、年初来のパフォーマンスだけで見れば、VOOよりSPYDの方が成績が良い状態です。
ボロクソに言われていたSPYDが勝つなんて信じられません。
(まあ、コロナ前からのパフォーマンスでは未だにVOOには負けてますが、、、)
SPYDはウクライナ危機により下落しているセクターの占める割合が低いため影響を受けず、
逆に割合の高いエネルギーが上昇していることが直近の株価上昇の理由と考えられそうです。
SPYDの年間分配金の推移
次にSPYDの年間分配金の推移をみていくと、
年に2回の銘柄入れ替えで、銘柄や比率に調整が入るので、
期ごとに支払われる分配金は一定性は無く、不安定ではあります。
2021年12月の分配金が極端に少なく、少し不安視しておりましたが、
年間分配金は$1.5〜$2.0の間で推移しており、今後もこの水準で推移しそうですね。
SPYDの今後の購入について
さて、一通り足元の状況を確認しましたが、
次に新規買い付けはどうしていくかも考えてみたいと思います。
SPYDの買い水準の目安
以前の記事で決めた私のSPYDの購入タイミングの目安としているのは以下の通りです。
現在の利回りは購入目安としている4.5%を切っております。
また増配傾向であれば足元の利回りが低くてもあまり気にせず買い付けてもいいのですが、
SPYDの場合そうではないので、定期買い付けは引き続き停止する方が良さそうです。
ただ、4.5%近くの利回りになるには、足元の分配金のまま35ドルくらいまで下落するか、
分配金がもっと増えないといけないので、当面買うチャンスがなさそうなのが悩みです、、、
もう少し様子を見て、当面難しいようであれば、目安を見直そうと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ETFは組み入れ銘柄、組み入れ比率の変更によって分配金が簡単に上下するので、
1回、1回の分配金の情報だけで判断せず、年間分配金や過去の推移から判断することが大切です。
個人的には当面はSPYDの定期買付は停止したままにしようと思います。
そしてSPYDの定期買付分はVYMやVIGに回そうと思います。
VYMの購入タイミングについてはこちらの記事をご覧ください。
VIGに関してはこちらの記事をご覧ください。
皆さんも目安となる水準を決め、自分の目的にあった投資方針を決めましょう!
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