今年も確定申告の時期がやってまいりました。
思いの外、病院や歯医者にかかる機会が多く、
支払った医療費が年間10万円を超えていることがわかったので、
去年も医療費控除を受けるため「確定申告書等作成コーナー」で作成し申告しましたが、
医療費の領収書一枚一枚から必要事項を入力していたので、
医療費控除の明細書を作成するのにとても時間がかかりました、、、
何か方法はないかと調べた結果、カンタンな入力方法がわかったので、
おかげで今年はかなり楽になりました。
おそらく来年もこの時期に同じようにどうやったか忘れてると思うので、
個人の記録用としての部分が大きいですが、少しでも参考になればと思い紹介していきます。
※なお、私個人の体験を基にしてるので詳しくは国税庁のHPで確認、又は税理士にご相談ください。
その他の確定申告関連は記事はコチラからどうぞ。
医療費控除とは
医療費控除とは、自分と生計を一にする配偶者やその他の親族のために
医療費を支払った場合に受けることができる所得控除です。
控除できる金額は最高200万円までで、控除できる金額は次の計算式で計算します。
保険金などで補填される金額の例としては生命保険などから支給される入院給付金や、
健康保険などで支給される高額療養費や出産一時金などがあります。
ちなみに、保険など補填される金額は、対象となった医療費の金額を限度とし差し引かれるので、
引ききれない金額が生じても、他の医療費からは差し引かれません。
例えば次のような場合、
日付 | 医療機関 | 支払った金額 | 保険金などで補填される金額 |
2月1日 | 〇〇病院入院費 | 30,000円 | 50,000円 |
2月2日 | △△歯科治療費 | 1,000円 |
入院費より生命保険から支給された入院給付金が多かったとしても、
その差額の2万円を歯科治療費から差し引く必要はありません。
でも、医療費が年間10万円以上になることなんてあるかな?
って思われるかもしれませんが、
医療費には診察費以外に治療に必要な医薬品や通院にかかる交通費なども含むので、
意外と合計すると10万円以上になることもあるので、
去年は病院や歯医者に行く機会が多かったなって時はぜひ計算してみてください。
*詳しくは国税庁HPの医療費控除の対象となる医療費でご確認ください。
医療費控除の確定申告の手順
では、実際の手順についてみていきましょう。
さて、「確定申告書等作成コーナー」で事前質問事項に回答し、
所得の入力が終わると所得控除の入力にたどり着きます。
「医療費控除」の『入力する』ボタンをクリックします。
『医療費控除を適用する』を選択します。
加入されている健康保険組合から交付された「医療費通知データ」(XML形式)がある場合は、
『医療費通知や領収書から入力して、明細書を作成する』を選択します。
この入力方法の場合、保険診療の内容は自動で記載されるので、
医療通知に記載されていない交通費などのその他医療費と、
補填される金額を追加入力するだけで完成します。
「医療通知データ」が無い場合は、二つ目の選択肢である、
『医療費の領収書から入力して、明細書を作成する』を選択し、
こんな感じで医療費を入力していくことになります。
この際、私は領収書一枚一枚、分けて入力しないといけないと思っていましたが、
「領収書1枚」ごとではなく、「医療を受けた方」・「病院等」ごとにまとめて記入できます。
なので、通院にかかった交通費も病院ごとにまとめて記入できるので、
例えば、往復500円の交通費がかかる〇〇病院に5回通ったとすると、
こんな感じで入力できます。
去年から知ってれば、もう少し楽だったのに、、、笑
全部入力が終われば、計算結果を確認して、
最後に、入力した内容が「医療費控除」に反映されていれば完了です。
ちなみに医療費の領収書に関しては添付して提出する必要はありませんが、
5年間はしっかり保管しておく必要があるので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
医療費控除の入力手順を解説していきました。
少し手間ではありますが、還付を受けられることを考えるとやって損はないと思います。
私のように医療費控除の入力に苦戦している方の力になれれば幸いです。
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