老後の生活資金や子供の教育費、将来のお金のことを考えて投資を始めたいって思うけど何から始めればいいんだろう?
とお思いの方に読んでいただきたい記事です。
以前、こちらの記事で投資をする必要性についてご紹介しました。
皆さん投資は必要だと感じながらも、
- そもそも何をどのように購入したらいいかわからない。
- 損したくないし、納得いくまで勉強、情報収集したいけど時間がない。
- 投資に回すまとまった資金がない。
と感じられているのではないでしょうか?
そういったお悩みを持つ初心者の方にはつみたてNISAから始めることをオススメします!
なぜなら、つみたてNISAはそういったお悩みを解決すべく金融庁が創設した制度だからです。
今回の記事では、つみたてNISAとは何か、
なぜつみたてNISAから始めることをオススメするかの理由をご紹介していきます。
また最後に、実際の運用実績も気になるかと思いますので、
2018年からつみたてNISAを始めた私自身の運用実績も公開いたします!
- つみたてNISAは家計金融資産を増やすための金融庁が作った制度
- 運用利益が非課税になる優遇を受けられる
- 投資を始めるまでの様々なハードルを取り払ってくれている
- とりあえず始めてみるにはどれを選んでも大きな失敗の無い商品に限定されている
つみたてNISAとは
つみたてNISAの概要
- 少額でも始められる投資信託が対象
- 投資信託の運用利益が非課税
- 非課税投資枠は年間40万円、非課税期間は20年間
- 2037年まで、毎年40万円まで積立投資可能
- 対象となる投資信託は長期の積立、分散投資に適した商品に限定
投資信託って何?とお思いの方は以下の記事をご覧ください。
つみたてNISAは2018年1月からスタートした積立専用のNISA(少額投資非課税制度)です。
通常、投資で得た利益は課税対象となり、20.315%の税金がかかりますが、
NISA制度を使えば非課税となります。
もともとは2014年から国民に安定的に資産形成をしてもらいたいという考えから、
NISA(通称:一般NISA)の制度が始まったのですが、
利用者の7割が50歳以上のまとまったお金を持つ方で、
短期的な値上がりでの利益を求めた利用が多く、金融庁の思惑とは違う結果となったため、
新たにつみたてNISAが誕生しました。
金融庁は貯金ではなく投資を推奨している
ではどうして、金融庁は国民に資産運用をすることを推奨しているのでしょうか。
少し歴史を遡ります。
戦後の日本では戦地から帰ってきた人や遺族、戦災者に対する支援、戦災地の復旧、
また賠償金の支払いなどで多額の資金が必要な中、物資が不足しており、
お金の価値が急速に下がるハイパーインフレ状態に陥りました。
そこで、「救国貯蓄運動」を展開、国民に貯金をすることを奨励、
貯金に対する優遇政策を展開し、学校でも貯金の習慣を身につけるよう教育しました。
当時は国をあげて貯金を推奨していたのです。
今でも日本の貯金の割合は高く、日本人に強く根付いていると言えます。
ですが、近年、アメリカやイギリスに比べ、日本の家計金融資産の成長率が低いことがわかり、
その差が資産運用による運用リターンの差にあることがわかったのです。
さらに、下の表を見ると1990年代まではアメリカも家計における株式や投資信託の比率は
日本とあまり変わりません。
ですが、アメリカでは、1981年に始まった401(k)プラン(確定拠出年金)が、
90年代の株高時代に大きく成長した結果、株式や投資信託の比率が高まったといわれ、
政策による効果が大きく現れているのです。
こういった理由から金融庁は国民に安定的に資産形成をしてもらうために、
投資を推奨するための優遇制度を立ち上げており、その中の一つがつみたてNISAなのです。
なぜ初心者にはつみたてNISAがオススメなのか
これまでお話ししてきたような背景があるため、
つみたてNISAは手軽に少額から始められて、リスクを低減できるような仕組みになっています。
ポイント | 初心者が投資をする上でのハードル | つみたてNISA |
投資金額 | まとまったお金を用意するのは大変! | 少額投資可能(例えば、1,000円から) |
積立投資 | 投資のタイミングを捉えるのは難しい! | 長期で定期的に自動買付 (安い時に買えなかったり、高い時にだけ買ってしまうのを防ぐ) |
分散投資 | 分散投資でリスクを低減したい! | 対象商品は、国内外の株式・債券に分散投資できる投資信託 |
商品知識 | どれに投資すればいいかわからない! | 手数料が低く、長期運用に適した商品に限定されている |
投資の手間 | 投資をする暇がない! | 一度設定すれば自動的に買付してくれるので手間がかからない |
税金 | 運用益に対して課税される! | 運用益は非課税 |
と、つみたてNISAなら全てのポイントがおさえられます。
粋狂のつみたてNISA運用実績
では、気になる実際の運用実績はどうでしょうか。
いずれの商品、年度でも、現在は全てプラスで推移し、+17.71%になっています。
過去に大損失を出しているような素人な私でも、プラスです。
なんだったら個別株にも投資しておりますが、
さすがは金融庁の賢い人たちが一生懸命考察して作られた制度だけあって、
つみたてNISAの方が運用成績がいいです。笑
もちろん、コロナで株価が下がった時はつみたてNISA分も-10%近くになりましたが、
積立を続けることで、またプラスに戻りました。
これも長期で分散・積立投資するメリットだと思います。
まとめ:将来に備え、まずは少額からでいいので投資を始めてみよう
いかがでしたでしょうか?
つみたてNISAは、投資を始めたいけど、十分な知識もないし、損するのではと不安、、、
とお思いの初心者の方にも始めやすいように色々、考え抜かれています。
ですので、とりあえず始めるならつみたてNISAから始めてみることをオススメします。
つみたてNISAを始めてみたいけど、まだ証券口座をお持ちでない方は
こちらの記事もご参考ください。
まずは少額から投資を始め、将来に備えていきましょう!
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