株式投資を始めたばかりの頃は自分の投資スタイルも決まっていないので、
色々な情報を元に右往左往してしまうかと思います。
そこで今回は私が初心者の頃にやってはいけないとされることを積み重ねた結果、
大失敗した経験を元にやってはいけないことをお伝えしていきます。
大失敗した経験をもとに感じた株式投資でやってはいけないこと3選
株式の世界にもビギナーズラックがある
私が株式投資を始めたのは2015年でした。
日経平均株価が15年ぶりに2万円を記録し、10日連続で続伸するなど、株式市場は好調でした。
そんな中でとりあえず100万円を資金に名前を知っている会社にテキトーに投資していた私、
なんといきなり年間で40万円も利益を上げることに成功しました。
「なんて簡単なんだ、、、」と完全に調子に乗ってしまいました、、、
やってはいけないこと①1つの銘柄に集中投資
完全に調子に乗ってしまった私は、
1単元(通常の株式取引で売買される売買単位)で100万円以上する大手企業の銘柄を購入します。
これが1つ目の過ちでした、、、
相場の格言の一つで「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。
これは卵を1つのカゴにまとめて盛ると、そのカゴを落とした時、
全部の卵をダメにしてしまう可能性があるが、複数のカゴに分けていれば全滅は免れる。
つまり1つの銘柄に集中投資せず、分散投資しリスクを分散させた方が良いと言う意味です。
全く真逆の状態ですね、、、でも当時はそんなことも知らずに
「まあ最悪、株価が下がっても買い足せばいいか」なんて思っていました。
その甘い考えが次の過ちに繋がります、、、
やってはいけないこと②ナンピン買い
その後、購入した銘柄の株価がどんどん下落していきました。
当時は実家暮らしで、浪費グセもなかったため、それなりの貯金があった私、
確証も無いのに「これ以上株価は下がらないだろう、、、」と考え、買い増しを実施します。
このように株価が下落している際に、買い増しをして平均取得単価を下げることを
「ナンピン買い」と言います。
例えば1,000円で1株購入し800円まで下落したところで1株買い増すと平均は900円となります。
その後期待通りに株価が上がり900円以上となれば利益が出ますが、
さらに下落した場合、損失がさらに増すことになります。
さらなる下落局面になってもさらにナンピン買いを続け、回復不能な致命傷を受けることもあり、
相場の格言の一つとして「へたなナンピン素寒貧」と言われます。
ここでも私は何も知らずにナンピン買いを続けます。
そして、致命傷を負ってしまった私は最後の過ちに気付きます、、、
やってはいけないこと③生活防衛資金に手を出す
これもよく言われる言葉ではあるのですが、普段の生活費や予定外の支出に備え、
ある程度のお金を「生活防衛資金」として手元に置いておくと良いと言われています。
この時点で私は貯金のほとんどを投資に回しており、
当時、カナダへの留学中を決意し、すでに退職していた私、
ついには生活費が足りなくなるような状況に陥りました。
そこに追い打ちをかけるようにBREXIT(英国のEU離脱決定)のニュースが舞い込み、
株価はさらに暴落し、もっと株価が下がるのではとの恐怖に飲み込まれます。
「もうダメだ、これ以上お金を失うと留学も頓挫してしまう、、、」
ついに私は恐怖から逃れるために保有していた株を全て売却し、
-130万円もの損失を計上してしまうのでした、、、
まとめ:先人の教えからしっかり学ぼう!
私が失敗談から学んだことをまとめますと、
- 1つの銘柄に集中投資せず、分散投資をする。
- 下手にナンピン買いをしない。
- 手持ち資金を全て金融資産に換えない。
今振り返れば、集中投資ではなく分散投資し、
むやみにナンピン買いをしなければ損失はここまで大きくはならなかったのかも知れません。
また、これ以上損失が増える恐怖から逃れたい思いと、
足元の生活費が無くなってきたがために全てを売却してしまいましたが、
生活防衛資金が残っていれば株価が回復するまで耐え忍ぶこともできたでしょう。
実際、株価は一年近くかけて当初買った株価まで戻りました。
やはり先人たちの教えは偉大ですね、、、
しかし、この時の失敗を活かせず、実は懲りずにまた新たな失敗を経験します。笑
その後、ようやく高配当銘柄への長期投資という現在のスタイルに行き着きました。
皆様には私のような失敗をせず、より良い運用スタイルを見つけるためにも
私の失敗談を参考にしていただけたら幸いです!
↓こちらの記事も合わせてご参考いただけたら幸いです↓
コメント