高配当ETFのSPYDが大幅減配って騒がれてるけど、売却した方がいい?
とお考えの方や、
これまでSPYDやVYMを定期買付してきたけど、最近株価が上がってきたし、今後どうしよう、、、
とお思いの方に読んでいただきたい記事です。
私自身は資産運用において年間配当金額の積み増しを目標に設定しているので、
これまで高配当ETFであるSPYDやVYMをメインに定期買付をしてきています。
2021年12月の分配金が発表になり、
SPYDは0.1276ドルで前年同期と比べて78.9%減、
VYMは0.9386ドルで前年同期と比べて15.9%増となりました。
これによってまたSPYDがTwitter上で何かと話題になっており、
「SPYDが大幅減配したので、もはや高配当とは言えない」
とか、
「他の高配当ETFは増配しているのに、SPYDはダメなので売却しました」
みたいに、またもやSPYDを問題児扱いする方が増えてきました。
私自身、以前に利回りからSPYDとVYMの購入タイミングを決めてはいるのですが、
そんなツイートを目にして、少し不安に感じてきました、、、
そこで、今回の記事では、最新の分配金を元に改めてSPYDとVYMを考察し、
不安の解消と今後の購入方針について考えてみたいと思います。
SPYDの購入タイミングについては大幅に見直しましたので最新版のコチラをご覧下さい。
SPYDはやっぱりダメな高配当ETFなのか?
先ずはSPYDに対する不安の原因を一つずつ解消していきたいと思います。
SPYDの分配金利回り
2021年12月の分配金情報がbloombergのHPで発表され、
配当利回りには1.23%と表示されており、私自身もめちゃくちゃびっくりしました。
え、この $SPYD の次の分配金の数字はマジですか?
— 粋狂 (@suikyokk) December 17, 2021
嘘だと言ってくれ〜!😱 pic.twitter.com/6H1YOqiWM5
ですが、これは年間4回ある分配金のうち、「直近の分配金×4回」で計算されたためで、
実際の今年1年間の分配金に対する利回りは約3.74%になります。
VYMの利回りが約2.77%なので、
直近の株価上昇により利回りが下がっているとは言えまだまだSPYDの方が高いです。
SPYDは増配傾向か?
次にSPYDの年間分配金の推移をみていくと、
年間分配金が$1.5〜$2.0の間で推移しており、増配傾向とは言えません。
まあ、そもそもSPYDは将来の増配を狙うのではなく、足元の高いインカムを狙うETFなので
SPYDは増配しないから他のETFに劣るというのは違うと思います。
また、個人的にはコロナショックで安かった頃に買い付けできていることもあり、
保有するSPYDの平均取得単価は$33.79で、分配金利回りも4.58%あるので
引き続き保有していこうと思います。
SPYDとVYMの今後の購入について
現時点で保有しているSPYDについては今後も継続して保有することにしましたが、
新規買い付けはどうしていくかも考えてみたいと思います。
SPYDの買い水準の目安
以前の記事で決めた私のSPYDの購入タイミングの目安としているのは以下の通りです。
SPYDの株価と利回りの推移
では、現在の水準だとどうか、SPYDの株価と利回りの推移をみていきます。
2021年12月の分配金がかなり少なかったので、
一気に利回りが購入目安としている4.5%を切ってしまいました。
また増配傾向であれば足元の利回りが低くてもあまり気にせず買い付けてもいいのですが、
SPYDの場合そうではないので、定期買い付けは一旦停止する方が良さそうです。
VYMの買い水準の目安
以前の記事で決めた私のSPYDの購入タイミングの目安としているのは以下の通りです。
VYMの株価と利回りの推移
では、現在の水準だとどうか、VYMの株価と利回りの推移をみていきます。
足元は平均利回り以下なので、③の水準となるので、
引き続き増配傾向かどうかが今後も定期買い付けするかの判断基準になります。
VYMは増配傾向か?
次にVYMの年間分配金の推移をみていくと、
見事に増配傾向を続いていますね。
VYMについては今後も定期買付を継続していきたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ETFは組み入れ銘柄、組み入れ比率の変更によって分配金が簡単に上下するので、
1回、1回の分配金の情報だけで判断せず、年間分配金や過去の推移から判断することが大切です。
個人的には当面はSPYDの定期買付は停止し、VYMは引き続き定期買付を続けようと思います。
そしてSPYDの定期買付分はVIGに回そうと思います。
VIGに関してはこちらの記事をご覧ください。
皆さんも目安となる水準を決め、自分の目的にあった投資方針を決めましょう!
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