新たに高配当ETFのVYM買ってみたいけど、今は買い時?
とお考えの方や、
これまでVYMを定期買付してきたけど、最近株価が上がってきたし、今後どうしよう、、、
とお思いの方に読んでいただきたい記事です。
私自身は資産運用において年間配当金額の積み増しを目標に設定しているので、
これまで高配当ETFであるSPYDやVYMをメインに定期買付をしています。
2022年3月の分配金が発表になり、
VYMは0.6622ドルで前年同期と比べて0.9%増となりました。
今回の記事では、最新の株価や分配金を元に改めてVYMを考察し、
今後の購入方針について考えてみたいと思います。
VYMの株価と分配金推移
まずはVYMの株価と利回りの推移をみていきます。
VYMの株価と利回りの推移
*利回りは過去1年間の分配金を元に計算しております。
株価はコロナショック時に大きく下落していますが、それ以降は上昇傾向ですね。
現在の年間分配金は3.101900となり、利回りは、2022年3月21日現在2.77%です。
これまでの平均利回りは3.06%なので、足元の利回りは低い水準と言えます。
まあ、設定来高値の115ドルから下落したとは言えまだまだ高値圏なので仕方ないですね。
ここ最近、VYMは好調で、特に2022年に入ってからは、
S&P500全体に投資するVOOが下げる中、VYMは耐えている感じです。
それに伴い、この1年間に限るとトータルリターンではVOOに並んでいる状態です。
VOO:緑色、VYM:青色
まあ、あくまでこの1年間に限って見た時だけの話で、
コロナ前からのトータルリターンではまだまだVOOの方がいいんですが、、、笑
VYMのセクター別構成比率
これまであまりセクター別の構成比を気にしていなかったのですが、
直近の株価が高い水準が続いていることが気になり、調べてみました。
現在、VYMは金融、生活必需品、ヘルスケアの上位3セクターで47.80%と大半を占めます。
それぞれこの1年間のパフォーマンスを見ると、
金融:+17.25%、生活必需品:+13.47%、ヘルスケア:+18.49%となっております。
対してVOOの28.10%を占める情報技術は+22.60%上昇していることを考えると、
上位3セクターが要因ではないですね。
おそらくエネルギーが+58.69%と大きく上昇していることが要因でしょうね。
セクターローテーションが起きると高配当ETFが優位になる環境もあるんですね。
VYMの年間分配金の推移
次にVYMの年間分配金の推移をみていくと、
多少でこぼこはありますが、増配傾向が続いています。
VYMの今後の購入について
さて、一通り足元の状況を確認しましたが、
次に新規買い付けはどうしていくかも考えてみたいと思います。
VYMの買い水準の目安
以前の記事で決めた私のVYMの購入タイミングの目安としているのは以下の通りです。
購入目安となる現在の平均利回りは3.06%で、足元の利回りはそれを下回っております。
長らく③のパターンの状態なのですが、
購入した時点では利回りが低くても、増配が継続すれば、
YOCでみると将来的には平均利回り以上になるので購入継続したいと思っています。
YOC(Yield On Cost)=現在の年間分配金額 / 投資原価(買った当時の株価)
実際、YOCを見てみると、
2021年4月以降はYOCで見ても平均利回り以下が続いていますが、
ちょうど1年ほど前の2021年3月18日に購入した場合、
株価100.67ドル、利回りは2.89%と、購入当時は平均利回りを下回っていますが、
現在の分配金からYOCを算出すると3.08%となり、平均より少し良い水準になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ETFは組み入れ銘柄、組み入れ比率の変更によって分配金が簡単に上下するので、
1回、1回の分配金の情報だけで判断せず、年間分配金や過去の推移から判断することが大切です。
個人的には将来の増配に期待してこれからもVYMの定期買付は継続しようと思います。
皆さんも目安となる水準を決め、自分の目的にあった投資方針を決めましょう!
人気の高配当ETF、SPYDの購入タイミングについてはこちらの記事をご覧ください。
VIGに関してはこちらの記事をご覧ください。
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