新たに連続増配ETFのVIG買ってみたいけど、今は買い時?
とお考えの方や、
これまでVIGを定期買付してきたけど、最近株価が上がってきたし、今後どうしよう、、、
とお思いの方に読んでいただきたい記事です。
私自身は資産運用において年間配当金額の積み増しを目標に設定しているので、
これまで高配当ETFであるSPYDやVYMをメインに定期買付をしています。
ですが、以前に調べて見たところ、高配当ETFはS&P500全体に投資するETFであるVOOに、
トータルリターンでは負けているという事実を知りました。
そこで、キャピタルゲインを狙いつつ、将来の利回りも期待できるVIGにも投資しています。
しかし、2022年に入ってからはVIGは下落を続けており、
私自身、保有するVIGは含み損の状態になっております。
今回の記事では、最新の株価や分配金を元に改めてVIGを考察し、
今後の購入方針について考えてみたいと思います。
VIGの株価と分配金推移
2022年6月の分配金が発表され、
VIGは0.6949ドルで前年同期と比べて2.9%増となりました。
VIGの年間分配金の推移
まずはVIGの年間分配金の推移をみていくと、
増配率はそこまでインパクトはない結果ですが、年間分配金額は過去最高を更新しています。
次にVIGの株価と利回りの推移をみていきます。
VIGの株価と利回りの推移
*利回りは過去1年間の分配金を元に計算しております。
株価は2022年に入ってから下落が続いています。
現在の年間分配金は2.862ドルとなり、利回りは、2022年6月21日現在2.03%です。
これまでの平均利回りは1.97%なので下落によって足元は平均利回り以上になっています。
VIGの今後の購入について
さて、一通り足元の状況を確認しましたが、
次に新規買い付けはどうしていくかも考えてみたいと思います。
私がVIGを購入することに決めた理由をまとめると以下です。
トータルリターン比較
さて、VIGのトータルリターンはVOOと比較して遜色ない状態が続いているかみてみると、
VOO:緑色、VIG:青色
引き続き、SPYDやVYMがトータルリターンで大きく差を広げられているのに比べて、
VIGはVOOにトータルリターンでそこまで差を離されていません。
2022年年初来からの下落率比較
これまでの下落局面ではVOOより下落率が低かったVIG、
2022年年初来からの下落ではどうだったのか、下落率で比較すると、
VOO:-23.0%、VIG:-19.1%と、
やはりVIGの方が暴落局面では強いと言えそうです。
ただ今回の下落ではVYM:-13.9%、SPYD:-14.1%とVOOやVIGに比べてマシなんですよね。
ハイテク株の比率が多いETFの方が下落してる感じですね。
VIGのYOCの推移
購入した時点では利回りが低くても、増配が継続すれば、
YOCでみると将来的には平均利回り以上になるので購入継続したいと思っています。
YOC(Yield On Cost)=現在の年間分配金額 / 投資原価(買った当時の株価)
実際、YOCを見てみると、
YOCが平均利回り以上になるのは株価が145.27ドル以下だった時になります。
2021年3月末までに購入した分は購入したタイミングでは平均利回り以下だったとしても、
YOCは平均利回り以上になっています。
ただ、160ドル以上の水準はYOCでみてもまだ利回り以下ですね。
今後の増配次第ですが、さすがに160ドル以上は買うのを控えた方が良いかもしれません。
逆に145ドル以下は購入時点から平均利回り以上なので、積極的に買っても良さそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ETFは組み入れ銘柄、組み入れ比率の変更によって分配金が簡単に上下するので、
1回、1回の分配金の情報だけで判断せず、年間分配金や過去の推移から判断することが大切です。
個人的には購入を決めた理由からVIGの実績にブレがなかったことから、
今後もVIGの定期買付は継続しようと思います。
皆さんも目安となる水準を決め、自分の目的にあった投資方針を決めましょう!
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