投資を始めようと思うけど海外のことはよくわからないし、日本株以外に投資するのはなんだか怖いな、、、
と不安になってる方や、
資産運用始めたけどTwitterとかSNSを見ると海外株式に投資してる人が多いけど、どうして?
と思っている方に読んでいただきたい記事です。
私自身、投資を始めたばかりの頃は日本株しか買っていませんでしたが、
いろいろ調べていくうちに海外への投資の重要性に気づき、恐る恐るですが始めました。笑
結果、リターンも好調で、今でも少しずつ海外比率を増やしている状況です。
今回はどうして海外投資に慎重になってしまいがちになるのかと、
海外株への投資する重要性についてご紹介します。
- 海外投資に慎重になってしまうのは「ホームカントリーバイアス」が原因。
- 幅広く国際分散投資する方がリスクは低減できる。
- 日本国内への投資だけでは世界経済成長の果実を取りこぼしてしまう。
どうして海外投資に慎重になってしまうのか
いざ投資を始めようと思った時、
「海外の市場や企業のことはよくわからないな」
「国内株式の方がまだ馴染みのある企業があるし、投資しやすいかな」
と考え、まずは国内株式から始めようかなとお思いになるのではないでしょうか。
実際、 MUFG資産形成研究所 の調査によると、
約6割近くの方が最初の取引に国内株式を選んでいます。
私もその1人です。笑
このように、投資家が海外投資に慎重になり、自国の資産(株式、債券等)に偏って
投資してしまう傾向を、「ホームカントリーバイアス」と言います。
これは日本に限った傾向ではなく、
世界中で見られる傾向ですが、日本は割と高い傾向にあります。
しかし、オーストラリアとカナダはすごいですね、、、笑
ホームカントリーバイアスの問題点
資産運用において投資対象の仕組みやリスクを理解しておくことは大事なことなので、
普段から馴染みのある国内企業の株式を中心に投資することは合理的で自然なことです。
ですが、国内株式に大きく偏った投資では以下のような問題点があります。
資産が分散されていない分、リスクが高くなる
相場の格言の一つに「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。
これは1つの銘柄や市場に集中投資せず、分散投資しリスクを分散させた方が良いと言う意味で、
投資する市場も国内市場だけでなく、国際分散投資をする方がリスクが低減できます。
初心者の頃、「卵は一つのカゴに盛るな」を気にせず犯した失敗談は以下をご覧ください。笑
国内株式に大きく偏った投資をしていると、
日本で大災害が起きたり、有事の際にはそのダメージをもろに食らってしまうことになります。
また、2021年8月末時点で世界全体の株式市場における
日本の株式市場の占める割合は、たったの6.4%程度ですので、
国内株式のみに投資をしているだけでは、十分に分散投資できているとは言い難いです。
世界経済成長の果実を取りこぼしてしまう
次にリターンの面から考えてみたいと思います。
ここでは30年前の1991年からの日経平均(グラフ青線)と、世界全体の株式市場に占める割合が約58.6%と一番大きいアメリカのNYダウ平均(グラフオレンジ線)の変化率を比較してみると、
アベノミクス以降、日経平均の回復が話題になってますが、
米国株の方が圧倒的に力強いのがわかります。
日本と比べアメリカは移民などによる人口増加がこれからも見込まれており、
また、アップル、マイクロソフト、アルファベット(google)、アマゾンなどの誰もが知っている
名だたる企業が名を連ねており、今後も経済成長が見込まれています。
国内株式に偏ってしまうと、
こうした世界の経済成長によるリターンを取りこぼしてしまうことになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はホームカントリーバイアスに関する注意点をみていきました。
「自分の国の将来に投資をしたい」と強い意志があるなら別ですが、
そうでなければ国際分散投資をする方がいいです。
皆さんもぜひ一度、ご自身の投資先を確認し、
ホームカントリーバイアスに陥っていないか確認してみてはいかがでしょうか?
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