新たに連続増配ETFのVIG買ってみたいけど、今は買い時?
とお考えの方や、
これまでVIGを定期買付してきたけど、最近株価が上がってきたし、今後どうしよう、、、
とお思いの方に読んでいただきたい記事です。
私自身は資産運用において年間配当金額の積み増しを目標に設定しているので、
これまで高配当ETFであるSPYDやVYMをメインに定期買付をしています。
ですが、以前に調べて見たところ、高配当ETFはS&P500全体に投資するETFであるVOOに、
トータルリターンでは負けているという事実を知りました。
そこで、キャピタルゲインを狙いつつ、将来の利回りも期待できるVIGにも投資しています。
2022年3月の分配金が発表になり、
VIGは0.6939ドルで前年同期と比べて35%増となりました。
さすがは連続増配ETFですね、VYMの0.9%増やSPYDの2.6%増と比べるとインパクトあります。
今回の記事では、最新の株価や分配金を元に改めてVIGを考察し、
今後の購入方針について考えてみたいと思います。
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VIGの株価と分配金推移
まずはVIGの株価と利回りの推移をみていきます。
VIGの株価と利回りの推移
*利回りは過去1年間の分配金を元に計算しております。
株価はコロナショック時に大きく下落していますが、それ以降は上昇傾向ですね。
現在の年間分配金は2.8409ドルとなり、利回りは、2022年3月21日現在1.77%です。
一時は株価の値上がりによって利回り1.6%を下回るような低い水準に陥りましたが、
増配したことで、少し回復しましたね。
ただ、これまでの平均利回りは1.97%なので平均より低い水準ではあります。
VIGのセクター別構成比率
これまであまりセクター別の構成比を気にしていなかったのですが、
直近の株価が高い水準が続いていることが気になり、調べてみました。
VIGはVYMやSPYDではあまり比率の高くない情報技術が一番大きいですね。
銘柄別の構成比率でみてもMicrosoftが一番比率が高くて4.7%ほどを占めます。
S&P500の株価を牽引するGAFAMの一角が入っているのが、
SPYDやVYMよりトータリターンがいい理由の一つでしょうね。
VIGの年間分配金の推移
次にVIGの年間分配金の推移をみていくと、
多少でこぼこしてますが、増配により年々、分配金が増えています。
この2年くらいは特に順調ですね。
VIGの今後の購入について
さて、一通り足元の状況を確認しましたが、
次に新規買い付けはどうしていくかも考えてみたいと思います。
私がVIGを購入することに決めた理由をまとめると以下です。
トータルリターン比較
さて、VIGのトータルリターンはVOOと比較して遜色ない状態が続いているかみてみると、
VOO:緑色、VIG:青色
引き続きSPYDやVYMがトータルリターンで大きく差を広げられているのに比べて、
引き続き、VIGはVOOにトータルリターンでそこまで差を離されていません。
ウクライナショックでの下落率比較
コロナショック時にVOOより下落率が低かったVIG、
ウクライナショックではどうだったのか、2022年初来の高値からの下落率で比較すると、
VOO:-12.9%、VIG:-11.4%と、
やはりVIGの方が暴落局面では強いと言えそうです。
VIGのYOCの推移
購入した時点では利回りが低くても、増配が継続すれば、
YOCでみると将来的には平均利回り以上になるので購入継続したいと思っています。
YOC(Yield On Cost)=現在の年間分配金額 / 投資原価(買った当時の株価)
実際、YOCを見てみると、
2021年4月以降はYOCで見ても平均利回り以下が続いていますが、
ちょうど1年ほど前の2021年3月19日に購入した場合、
株価144.10ドル、利回りは1.59%と、購入当時は平均利回りを下回っていますが、
現在の分配金からYOCを算出すると1.97%となり、平均利回りと同等水準になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ETFは組み入れ銘柄、組み入れ比率の変更によって分配金が簡単に上下するので、
1回、1回の分配金の情報だけで判断せず、年間分配金や過去の推移から判断することが大切です。
個人的には購入を決めた理由からVIGの実績にブレがなかったことから、
今後もVIGの定期買付は継続しようと思います。
皆さんも目安となる水準を決め、自分の目的にあった投資方針を決めましょう!
人気の高配当ETF、SPYDの購入タイミングについてはこちらの記事をご覧ください。
VYMの購入タイミングについてはこちらの記事をご覧ください。
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